死国八十八ヵ所を巡礼する、お遍路。
しかし、この遍路には
禁じ手と呼ばれる方法があった。
”逆打ち”(さかうち)
死者を甦らせる為に、
八十八ヵ所最後の札所から、
一番目の札所に死んだ者の
年齢だけ逆回りして
歩くこと…。

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■この世で最も死に近い場所(あらすじ)

 15年ぶりに、故郷である四国・高知の矢狗村を訪れた比奈子(夏川結衣)は、 幼馴染みの莎代里(栗山千明*ミス東京ウォーカーグランプリ)が11年前に 事故死していた事を知る。莎代里の家系は代々、死者を黄泉の国から呼び出し、 死者の言葉を口寄せする依童だった。母、照子は、再び莎代里を生き返らせ 依童にするために、四国霊場八十八ヵ所に伝わる”逆打ち”に執念を燃やしていた。 その事実を知り、愕然とする比奈子。そんな中、幼馴染みで初恋の人・文也 (筒井道隆)と再会する。いつしか恋に落ちる比奈子と文也。 そしていよいよ、莎代里が死んだ年齢の数である、15回目の逆打ちが終わろうとした時、死者の復活を前に矢狗村では、不思議な出来事が次々と起こり始めるのだった…。

■なぜ死国というのか(原作『死国』より)

 四国のほぼ半分を占める国が土佐である。 土佐は昔から、鬼の住む国といわれてきた。 古くは、鬼とは死者の霊を指した。つまり、土佐は死者の住む国と思われていたのだ。 死者の住む国とは、平明に言えば黄泉の国である。この黄泉の国は、黄泉津大神の 治める黄泉津国である。ヨモツクニは、四方つ国。この言葉の最初の文字と最後の文字を 取ると、四国となる。 四国は死国。死国は、その原初において、死国だった。死国は、かつてこの世に存在したのだ。そして今も、四国は死国につながっている。 しかし、生身の人間が死国に行くには、別な道をたどらないといけない。それが左回りの遍路道である…。

<キャスト>
夏川結衣

筒井道隆

栗山千明(ミス東京ウォーカー)

<スタッフ>
エグゼクティブ・プロデューサー■原正人
プロデューサー■柘植靖司/永井正夫

原作■坂東真砂子 「死国」(角川文庫刊)
脚本■万田邦実/仙頭武則
監督■長崎俊一

撮影■篠田 昇
美術■種田陽平
照明■中村裕樹
音楽■門倉 聡
主題歌■米良美一(キングレコード)
録音■山田 均
編集■奥原好幸
助監督■中西健二
製作担当■森 賢正

製作■「死国」製作委員会
製作プロダクション■アスミック・エースエンタテインメント
配給■東宝

1999年1月23日(土)より
全国東宝系にて公開

同時上映:中田秀夫監督「リング2」


高知県生まれ
'97年に第116回直木賞を受賞。
主な著作に「狗神」「蠱」「桃色浄土」
「蛇神」「桜雨」「山姥」など
角川文庫刊 ◯540円


「狗神」 角川文庫
500円
「蠱」  角川ホラー文庫
500円
「旅涯ての地」 四六判/ハードカバー 1900円
新刊
「葛橋」
99年1月下旬刊行予定

*定価は本体表示価格(税別)です。